【購買力評価 purchasing power parity ;PPP】
一物一価の原則が国際的に成立すると仮定し、外国の物価水準を為替レートで換算したら自国の物価水準に一致するという考え方。自国と外国の物価水準をP¥、S$為替レートをSとすると、下式が成り立つとする。
P¥=S×P$
実際の為替レートは、購買力評価の考え方で算出される水準から乖離するため、これを説明するための様々な理論が用意されている。英国エコノミスト誌は、毎年、各国のビッグマックの価格を比較して、為替レートの理論値を発表している。ビッグマックが同質として世界中で販売されていることから、比較に適しているというアイデアである。最近では、スターバックス指数も発表されている。