女性の活躍推進プログラム研修の内容 -自己責任で自立的にキャリアを築こうとする意識を育てます-

女性社員の課題

1. ダイバーシティー推進室などが中心となり、女性の働きを支援する様々な人事施策は導入したものの、女性自身が自分のキャリア開発に積極的でない。
2. 女性社員の上司は女性をマネジメントすることに苦手意識があり、特別視してしまうことで本音の関係が築けていない。
3. 女性社員にとって社内のロールモデルが存在しないことで、将来に対する漠然とした不安を持っている。

女性の活躍を推進していくためには、女性自身の意識改革と合わせて、マネジメント層の意識を変えていく必要があり、まさに職場の風土を改革していくことに他なりません。

女性活躍推進プログラム全体像

女性キャリア研修

女性キャリア研修は、女性特有の課題に向き合いながら、自己責任で自立的にキャリアを築こうとする意識を育てます。
自分自身の思い込みや囚われに気づき、自分の価値観と周囲の期待とのベクトルを合わせを行っていきます。

■対象層

• 今まであまり自己啓発やモチベーションアップの研修を実施してこなかった女性社員層（一般職・事務職など）
• 仕事に対する視野を広げ、今よりも上のキャリアを目指してほしいと期待している女性社員など

プログラムスケジュール例(2日間コース)

■1日目

時間	プログラムメニュー	狙い	進め方	使うツール等
9:00	■オリエンテーション	研修の目的の理解と研修の方向付けを行う。	①主催者挨拶 ②会社としての考え方を説明 ③サポート制度のレクチャー(人事制度・福利厚生制度) ④研修概要 (狙い、進め方、内容、約束事) ⑤事前調査結果の全体共有
10:30	1.アイスブレイク	受講者にリラックスしてもらえるよう雰囲気をやわらげる	グループワーク	心の状態シート
10:50	2.自己を知る① (キャリアの分析)	今までの人生を振り返る 自身の意思決定パターンに気付く。 (何を重視して意思決定を行ってきたのか)	①個人作業 ②ペアシェア ③質問によるグループ内対話	①モチベーション曲線 ②意思決定スタイルシート
13:00	3.キャリアデザインの必要性	今後のキャリアデザインを描くことの有益性を認識する。	レクチャー(社会的ニーズ・会社ニーズ・個人ニーズ)	テキスト 講師の体験談(自己開示)
13:30	4.自己を知る② (心のアクセル)	キャリアを形成する上での価値観を知る。	①グループワーク ②質問によるグループ内対話 ③ワールドカフェ	価値観トランプ
14:50	5.自己を知る③ (心のブレーキ)	キャリアを形成する上で自身の心のバリアの存在に気付き、視点の転換を図る	①グループワーク ②感想シェア ③ワールドカフェ	キャラクターミーティング
16:30	6.ビジョンの明確化 (心の行き先)	(ポジティブアクションにつながる) 自己の夢を描く 自己成長イメージを描く	①個人作業 ②全体発表 (価値観・ビジョンフレーズ)	①弔辞・余命5年シート ②人生でありえないことシート ③講師によるビジョナリゼーション
18:00	本日のまとめ、振り返り 終了	明日のセッション説明 1to1コーチングのテーマを考える →宿題

■2日目

時間	プログラムメニュー	狙い	進め方	使うツール等
9:00	■昨日の振り返り	昨日行った事を確認する	①グループ内感想シェア ②全体紹介
9:20	7.自己の強みの感想	自己の強みを再認識する	グループワーク
9:40	8.周囲の期待の理解	上司からの手紙をよみ、自分への期待を知る/女性活用についての調査結果フィードバックを行う	グループ内感想シェア	上司からの手紙 事前調査結果
10:00	9.これからのキャリアを考える	今後のキャリア系アックを作成する 私のビジョン実現シート(キャリアプランシート)を作成している間に、1to1でプロコーチのコーチングを受ける	①個人検討 ②グループ検討 ③心象図の作成 ④私のビジョン実現シート(キャリアプランシート)の作成	1to1コーチング
13:30	10.明日からの実践に向けての行動コーチング	キャリアプランをグループ内で共有し、各自のプランを深堀りすることで、内在化(腹落ち)を図る 自己のキャリアプランを客観視する	①グループ内シェア ②グループコーチング	4人のコーチが各グループをフォロー
14:30	11.キャリア実現のためのコミュニケーション	周囲からのサポート得るためにコミュニケーション力を身に付ける ・アサーティブ ・アクティブリスニング	①レクチャー ②キャリアプランシートを使ってのロールプレイ	4人のコーチが各グループをフォロー
16:30	12.コミットメント＆プレゼントセッション	キャリアプランシートの修正を行う キャリアプランシートを発表する 自己承認と他者承認を行う	①全体発表 ②ポジティブフィードバック
18:00	終了

女性活躍の拡大に向けたマネジメント研修

女性が活躍できる職場を作っていく上で、上司のマネジメントは極めて重要な意味を持ちます。極言すれば、女性が活躍できるかどうかは、上司次第といっても過言ではありません。女性活用については、上司から一方的に考えを押し付けるのではなく、お互いの話し合いを通して合意形成していくプロセスが必要になります。
また、部下の女性のキャリアについて理解することと、実際に行動に移せることとは異なります。研修では、ロールプレイを通して、擬似経験することにより自らの行動の特徴等を把握し、職場に戻った時に自信を持って臨めるようにサポートをしていきます。

■対象者
女性社員を部下に持つ管理職
■プログラム例(1日)

時間	プログラムメニュー	狙い	進め方	使うツール等
9:00	■オリエンテーション	研修の目的の理解と研修の方向づけを行う。	①主催者挨拶 ②会社としての考え方を説明 ③研修概要 (狙い、進め方、内容、約束事) ④事前調査結果全体シェア
9:30	1.自らの役割と現状の課題認識	自らの役割と現状の課題について理解する。	グループワーク	事前調査結果
10:30	2.マネジメントミニケース①	ケーススタディ形式にて労務管理における基本的な理解を確認する。	①個人作業 ②グループ討議	ミニケース
11:15	3.マネジメントミニケース②	ケーススタディ形式にて女性関連諸制度について自分が理解しているレベルを確認し、自覚する。	①個人作業 ②グループ討議	ミニケース
13:00	4.自職場での女性活躍の可能性と課題	自分の職場で具体的な女性の活躍方法を考える。	①グループ討議 ②ワールドカフェ ③レクチャー
14:00	5.マネージャーとしてやるべきことの理解	女性の働きやすい職場のためにマネージャーとしてやるべきことを理解する。 女性研修の内容を把握する。	①レクチャー ②グループ討議	他社事例 女性講師がサポート
15:00	6.部下との関係作りの基礎	サポート3アイテムを理解する。(関心を示す・期待する・受け止める)	①レクチャー ②ペアワーク	女性講師がサポート
16:00	7.ロールプレイ① (目標面談)	目標設定面談における留意点を体得する。 部下の気持ちを理解する。	ロールプレイ	女性講師がサポート
17:00	8.ロールプレイ② (キャリア面談)	キャリア面談における留意点を体得する。 コミュニケーションスキルの向上を図る。	ロールプレイ	女性講師がサポート
18:00	終了

※上記プログラムはあくまで参考事例です。各企業様のニーズやご要望に合わせて、最適なプログラムにカスタマイズしてご提案させていただきます。