【管理会計 management accounting】
企業内部における統制や意思決定を支援するために、会計情報の収集、作成、利用を行う会計領域。企業を取り巻く利害関係者集団の利害調整のための外部報告を主目的とする財務会計とともに、会計の主要な領域である。20世紀以降、所有と経営の分離が進み、経営者職能が確立する一方で、1920年代に科学的管理法が企業の経営管理に影響を与え、標準原価計算、予算統制を中心とした管理会計の機能が明確になった。以降、計画、意思決定における機能が重要視され、1990年代以降は、BSC(バランスト・スコアカード)などが戦略マネジメントにかかわる機能も重要視されている。→BSC