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経営用語集

【過労死 death from overwork】

 

働き過ぎなど業務遂行による肉体的、精神的負担が原因の一つとなって、脳血管疾患、心臓疾患、呼吸器疾患、精神疾患等を発症し、死亡または重度の障害を残すに至ること。労災補償の認定との関係で出てきた言葉である。このために、死に至らない場合も含む。労災認定では、過労状態が業務上災害であるか業務外災害であるかが問題となる。現在では発症前6カ月程度の期間における重度の度合いが基準となっている。1990年代半ば以降においては、業務遂行に起因する精神疾患も労災として認められるようになっている。長らく続いた不況期における雇用調整などで、従業員1人当たりの業務量が増加されているとされ、企業にも従業員のメンタルヘルスや健康管理など、綿密な労務管理が求められている。→燃え尽き症候群、労働災害