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経営用語集

【アカウンタビリティ accountability】

 

会計責任あるいは説明責任と訳される。企業(経営者)は、株主などの資金提供者からの資金の管理・運用を任された受託者であり、委託者に対して資金を保全し、その管理・運用状況について報告する義務がある。このような受託者としての義務を会計情報に基づいて果たそうとするのがアカウンタビリティの意味であり、企業では決算報告と承認によってその責任は解除される。もともとアカウンタビリティの対象は資金提供者とされていたが、所有と経営の分離、企業規模の拡大が進むにつれて、資金提供者だけでなく従業員や地域社会など広い範囲の利害関係者に対する責任も重視され、アカウンタビリティの範囲は拡大してきた。特に、1960年代以降は、公私のあらゆる組織体の行動の社会的結果に対するアカウンタビリティの重要性が指摘されるようになり、社会報告会計や公会計の領域が発展した。