【TIBOR(タイボー) Tokyo inter-bank offered rate】
東京の短期金融市場における銀行間の出し手レートであり、融資や金利スワップなど、各種の金融取引の指標金利として用いられる。制度としてはLIBOR(ライボー)にならって導入されたが、日本における円建ての金融取引にロンドン時間で公表される日本円LIBORを用いていた時代に比べ、利用者の利便性は格段に向上し、時間差によるリスクも解消された。TIBORには無担保コール市場の実勢を反映した「日本円TIBOR」と、東京オフシェア市場の実勢を反映した「ユーロ円TIBOR」があり、いずれもレート呈示銀行が毎営業日に呈示する金利を全国銀行協会がとりまとめて公表する。1週間物および1~12カ月物の13種類のレートが、情報提供会社を通じて発表されている。→LIBOR(ライボー)