【BSC balanced score card】
バランスト・スコアカードは、1990年代初めに米国の管理会計学者のロバート・キャプランとコンサルタントのデビッド・ノートンらによる共同研究によって生まれた経営管理手法である。当時の米国企業の経営が短期の財務成果に偏りすぎていたことへの反省から、短期と長期、財務と非財務のバランスをとった経営管理を推進していくための業績評価手法として提案された。その後、米国のみならず、欧州、日本でもBSCが採用されている。当初多元的な業績管理手法としての位置づけが中心であったが、近年では戦略の策定から日々のオペレーションまでを整合させる戦略マネジメントシステムとしての役割が確立されつつある。