【希望退職制度 voluntary retirement system】
定年前の社員に対して、退職金の優遇措置や募集期間、募集人数、適用対象などの条件を示した上で、退職希望者を募る制度。定年よりも前に退職する社員に対して退職金の優遇を行うという意味では早期退職優遇制度と同じであるが、希望退職制度の場合、雇用調整による人件費削減を目的としたのとが多く、主に業績が過度に悪化した場合などに、時限的に実施される。有能な人材や幹部候補の流出を避けるため、適用対象者に一定の制約が設けられることもある。また、同時期にアウトプレースメントなどの退職支援策を併せて実施することも多い。→早期退職優遇制度、アウトプレースメント