【QR quick response】
メーカー、卸売業者、小売業者が連携して実施する流通システムの業務改善の取り組み。QRは、1980年代の中ごろ、ウォルマート、リーバイ・ストラウス等の北米アパレル、テキスタイル関連業界で始められた。アパレル業界におけるQRの成功は、その後他の業界にも波及した。1990年代初頭には加工食品業界でECR(efficient consumer response)として推進された。QRとECRは時期と業界が異なるものの、ほぼ同様の取り組みといえる。QRの取り組みのなかで、メーカー、卸売業者、小売業がITで情報共有することにより、商品コード標準化、EDI(電子データ交換)、自動補充発注といった手法が導入された。→EDI,ECR