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経営用語集

【DCF法 discounted cash flow】

 

ディスカウント・キャッシュフロー法ともいい、株式、不動産、各種の投資プロジェクトなど、将来キャッシュフローの予測に基づいて価値を評価することができる資産についての、価値算定の方法の1つ。将来のキャッシュフローを予測し、それを適切な割引率で割り引いて現在価値を算出する。株式や不動産の価値算定については、大別するとDCF法のほか、①同業他社の株価指標や類似の不動産物件の価格を比較参照する方法があり、通常、DCF法を含めた3つの手法で算定される価値を総合して最終的な価値算定を行う。なお、DCF法は、銀行の不良債権に対する引当手法としても注目を集めている。金融庁は、「主要行において要管理先の大口債務者については、DCF方式を基礎とした個別的引当を原則」とするとしている。融資回収見込み額の現在価値を評価し、融資残高との差額を引当金とするという考え方である。→IRR、正味現在価値、現在価値