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経営用語集

リーダー leader

市場において最も高いシェアを持つ企業を指す。一般的に、経営資源の質と量、収益性、商品やサービスの多様性などの面において、その市場に参入している企業のなで最も優位性を持っている。しかし市場は定義の方法によってその範囲が異なるものであるため、ある方法で定義した市場でリーダーであることは、必ずしも競争上の優位性を保証しない。同様に、参入規制のある市場でリーダーであることは、市場が自由化された際にも競争上の優位性が維持されることを意味しない。これらの理由によって、リーダー企業の交代が見られることとなる。

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リストラクチャリング  restructuring

経営においては、主に企業が自社の事業構造を構築することをいう。具体的には、技術提携、M&Aを通じた新規成長事業の育成や、事業の売却、会社分割、他社との統合を目的とした新会社設立などによる不採算、低収益率、低成長性事業からの撤退をあげることができる。特に「リストラ」呼ばれる場合は、経営規模を縮小する消極的な意味で捉えられる。

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リアル・オプション real option

不確実性の高い事業環境下で、意思決定者が持つ選択権(オプション)のことをいう。そのような事業環境下の投資には、①投資の意思決定を撤回することができることによる価値、②投資の意思決定を先延ばしにすることができることによる価値、③投資する事業の不確実性が持つ価値があり、これらの価値を定量的に把握しようとするのがリアル・オプションの理論である。

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ライン・アンド・スタッフ組織 line-and-staff organization

直接の事業執行を担うライン組織とは別に、専門機能や職能別の組織を待ち合わせる組織形態。スタッフ組織は原則としてライン組織に対する指示・命令を行わず、間接部門としてライン組織の支援や横断的は調整を手掛ける。企業規模の拡大によって組織の業務が複雑化、重複化するなかで、ライン組織の仕事を側面から支援したり全社的な効率的を図る目的で採用される。現在、ほとんどの大企業においてはライン・アンド・スタッフ組織の形態を採用している。

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ライフタイム・バリュー lifetime value

顧客が供給者である企業に対して、その生涯を通じてもたらしてくれると期待される利益を指す。例えば、銀行の場合、新規の口座開設、カード発行、あるいはATMに預金の引き出しは銀行にとって利益は生まないが、同じ顧客が住宅ローンをを借りたり、退職金を預金あるいは投資信託の購入に供すれば利益が生まれる。したがって、顧客が若年の時期はコスト割れになっても取引を行い、中年期以降にコストを回収して利益を得ることが可能である。
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【 ライフステージ life stage 

消費者を区分する基準の1つであり、生活上の課題や行動特性が鮮明になるような区分を設定する。具体的には「学生」「独身有職」「新婚(子供のいない状態)」「子供が学齢またはそれ以下」「末子が卒業・自立」「世帯主が引退」が典型的な区分方法である。意識や価値観を含んでいない点が特徴である。

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ライフスタイル life style

価値観や意識などに基づく消費・生活行動特性を指す。消費の説明要因として主なものは性別、家族、所得、居住地などであったが、消費の成熟化に伴い、次第に有効性が低下し、これらに代わる指標が開発されてきた。ライフスタイルもその一つである。厳密な定義はなく、様々な主体がそれぞれ独自の意味を付与している。→価値


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ライフサイクル・コスティング life cycle costing

製品コストの計算対象を、生産に伴って生じるコストだけでなく、製品がユーザーの手に渡り廃棄されるまでに、ユーザーや企業、行政、社会が負担するコストにまで拡大しようとするもの。ユーザーが製品を選択する際に、維持費を考慮する場合、企業は生産コストを最小限にするだけでなく、維持費も含めた費用が最小化されるように設計する必要がある。また、循環型社会が志向されるにつれ、企業はるサイクルに関連するコストの計算を通じて、それを設計に反映する必要性も高まっている。

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ライフサイクル life cycle

一般には、生命周期、人の生涯などを指す。経営では、事業や製品・サービスの誕生から終了までを意味する。製品・サービスに関しては、プロダクト・ライフ・サイクル(PLC)という。PLCは、商品が市場に投入され始める「導入期」、市場規模が拡大する「成長期」、市場規模の伸びの止まる「成熟期」、市場規模が縮小していく「衰退期」に分けられる。これらの段階のどの位置に属するかを認識することは、戦略策定で極めて重要となる。

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401k 401k paln

確定拠出型の企業年金のこと。401kの呼称は、内国歳入法401条k項で規定されている米国版104kに由来しており、日本のものを日本版401kと呼ぶこともある。確定拠出型年金とは、一定の拠出額に対する運用方法を個々の加入者が自己責任で決定し、運用結果に応じた年金が支給される年金の新しい形態である。日本の確定拠出年金では、加入者は預貯金、公社債、投資信託、株式、保険商品から運用先を選べることになっており、定期的に商品の選択や配分割合を見直すことができる。→企業年金

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4P 4P's

Product(製品)Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)がマーケティングの基本といわれているが、これらの語の頭文字をとって、マーケティングの4Pと呼ぶ。

 

 

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欲求階層説 theory of needs hierarchy

人間の持つ欲求についてマズローが提唱したモデル。欲求の内容を低次元のものから順に①生理的欲求②安全的欲求③愛情欲求④尊厳欲求⑤自己現実欲求の5段階に分けている。その後、アージリスによって自己実現欲求の段階にある人間を「自己実現人」と呼ぶモデルへと展開され、彼らの自己実現欲求が職務遂行の過程満たされるような組織を作ることが重要であるとの主張がなされた→モチベーション

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予算管理 budgetary control

企業が立てた目標利益を達成するため、生産、営業といった各部門を統合した予算を作り、この予算に基づいて企業のすべての活動を統制すること。具体的にはトップ・マネジメントが、一定期間の利益目標と、その目標を達成するための計画を立てる。予算によって各経営管理者の達成目標と権限・責任範囲が明確となり、実施活動を効果的に動機付けることが可能となる。予算と実績との差異分析を通じて原因が明らかにされ、次の予算編成にあたって参考にされる。

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有利子負債 debt with interest ,liability with interest,interest-bearing debt ,interest -bearing liabilities

企業の負債のうち、長期・短期の借入金耶社債など、金利に対して返済する必要のある負債をいう。有利子負債のないいわゆる「無借金経営」の会社でも通常は買掛金などの事業負債があるため、株式資本率が100%にはならない。→株式資本比率